2018年の祝日の日記を見つけたので公開します
2018年の、書きかけの日記があった。化石になるまで放置してもいいんだけれど、どろっと溶けかけの状態で皆さんにお見せするのもそれはそれで面白いかなという気がいたしましたので、勇気を出して「公開する」ボタンを押してみます。3年後のわたしより。油絵をやるとか、スペインに行くとか、ルーヴルとオルセー美術館に行くとか、夢がそこそこ叶っててよかったね。
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■0321 祝日メモ
桜咲く、ようやく春のころ、みなさま如何おすごしでしょうか。
わたしはビタミンが足りなくて体調を崩しています。
先日の水曜日、「プラド展 ベラスケス」に行きました。
https://artexhibition.jp/prado2018/
友人が最近、美術館めぐりにはまってくれているので、わりとさまざまな展示会に一緒に足を運んでいます。
美術館、映画、ショッピング、あとカラオケなど、なんでもそうですが、一人で行きたいときと他人と行きたいときと、けっこう区分がありますよね。わたしは自分のほんとうに好きな展示なんかはひとりで気ままに見に行きたいですが、多少興味の範疇から外れる(か、時にはつめ先がひっかかるかぐらいの)展示は、他人と一緒に見たいほうです。一人だと行かないところに連れて行ってもらえる、それが人間の交流というもの。
国立西洋美術館は常設展もそれなりに充実しているので、ちょっとはやめに11時から。まる一日かけて見ました。
■及川光博さんの音声ガイド
迷わず借りました。とはいえ及川さんがひとりで30分しゃべってくれるわけもはなく、女性ガイドの方もいらっしゃって、だいたい半々ぐらい。
■展示
良かったといえば良かったのですが、数日たった今、あまり記憶にのこる絵がない。ミッチーが一番記憶に残っているかもしれない。
「プラド美術館展」とは言っているものの、基本的には「ベラスケス展」という感じでした。
ベラスケスって、宮廷画家として名を成したのは知っていたのですが、わりと政治方面にも食い込んでいくタイプだとは知らず。絵を描く傍ら、宮廷内のさまざまなことを取り仕切っていたようでした。
また、宮廷画家、という言葉のひびきから、なんとなく貴族的で権威を愛するタイプだったと勝手に思い込んでいたのですが、どちらかというとわりと素朴なことを愛する人だったようです。(そもそも質素倹約の時代だったようで。)
ひとりだけわたしの創作にも「宮廷画家」職がいるので、ベラスケスの生涯を多少参考にさせてもらえたらと思います。いつか油絵とかやってみたいなあ。
■常設展
年をとったからなのか、もしくは照明や展示物などなにかしらの違いがあるのか(どうかそうであってほしい)、昔より絵画をまえにしたときに受ける感動が薄れていました。
とはいえ数も多く幅広く、素晴らしい絵もたくさんある展示なので、楽しく見回りました。でもとにかく広いんだよなあ。企画展見た後にくると、どうしても足の疲れと相談しながら進む感じになりますね。
初めて音声ガイドを借りるなどしました。常設でもあるのね!
ヴァニタスがとてもすきです。
あと、ハンマースホイが久々に見れたのも良かったです。
■常設展のなかでやっていた企画展的なもの
なにがなんやら分からなかった。
ジョルジュ・ブラックはそれなりに好きなのですが、もう一方の作家がむずかしすぎた。
■さいごに
全体的には圧巻でした。すばらしかった。
ああ、いつかプラド美術館に行ってみたいものです。
直近はフランスのルーヴルとオルセーに行かなくては。